ギャンブル依存症とは? ー基礎知識ー

ギャンブルは依存症になります。この依存症とは、タバコ・お酒・ゲームなどの依存症と同じで、精神疾患です。依存症と言われるぐらいですから、ギャンブルを完全に絶つのは非常に難しいです。依存症の怖さは、自分が依存症だと気がつかないというケースがあります。例えばお酒でしたら、依存症と本人が認めなくても、肝臓がダメになっていくのいで、医者に行きます。そこで医者が「アルコール依存症です」と診断結果がおりれば、依存症だと認識せざるを得ません。ですが、ギャンブルの場合、診断結果がおりないのです。ギャンブル依存症で関わる人は、お金を貸してくれる消費者金融。ですが、ここでは「ギャンブル依存症です」なんてことは言われません。消費者金融はお金を貸すことが目的ですから、どんどん貸します。他には、家族がいれば家族が止めてくれます。ですが、大概の場合、家族に秘密にしてギャンブルをします。そして気がつかぬうちに、破産になります。

ギャンブル依存症の原因は、ギャンブルで勝った感覚が忘れられなくなり、何度も足を運んでしまうことが原因とされています。射幸心を突いてくるのがギャンブルです。ギャンブルを運営している会社も、非営利企業ではありません。「どうやってお金を儲けようか」と常に考えているので、私たちが思っている以上に、マーケティングなどをしています。そこに釣られていってしまうのが、依存症の人達です。

依存症の人数は、2009年の発表によると、男性で9.6%、女性で1.6%、全体で5.6%です。海外と比べると、アメリカ0.6%、マカオ1.78%ですので、日本は異常に高い数字になっています。カジノがない日本でこれだけ高い数字が出ている理由は、パチンコなど身近にギャンブルができる環境があることが原因です。都市開発をしたら一番初めに、一番良い場所にパチンコ屋ができます。それが大きな理由になります。暇だからパチンコに行くように、日本の都市はそうやって仕組んでいるのです。

ギャンブル依存症になると、犯罪などにも手を染めるようになり、アルコール依存症、ニコチン依存症など、他の依存症にもなりやすい傾向にあります。この問題が世間で認識し始めているので、依存症を治すことができる専門の機関が出始めています。「依存症かも」と思ったらすぐ行動をしないと、取り返しのつかないことになるかも知れません。

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